日本臨床腫瘍薬学会学術大会2020

日本臨床腫瘍薬学会学術大会2020を開催するにあたって

日本臨床腫瘍薬学会学術大会2020

大会長 山本 弘史

(長崎大学病院臨床研究センター センター長・教授)

日本臨床腫瘍薬学会学術大会を2020年3月21日(土)および22日(日)の日程で福岡国際会議場にて開催いたします。

2011年に「臨床腫瘍薬学研究会」として発足した日本臨床腫瘍薬学会(JASPO)は、2020年で10年目を迎えますが、この約十年の間に、JASPOは会員数、大会参加者数とも3,000人規模に届こうとする活発な活動を行うようになりました。

がんに関する学術研究の進歩、さらには科学的根拠のあるがん薬物療法の開発・普及など最近の発展はめざましく、これに伴い、がん治療薬の最善の治療効果の実現、副作用の軽減や重篤な健康被害の未然防止に関し、薬剤師および薬学関係者の責任はいっそう重くなっております。さらには、医療制度や社会環境も劇的に変化が進む中で、ルールやニーズを的確に把握したうえで主体的に社会の一員として医療に寄与することが、私ども関係者に強く求められています。

今回、「Oncology Pharmacist NEXT ~新時代のがん医療に薬剤師はどう貢献するか」を学術大会のテーマとして掲げさせていただきました。日本が新元号に改元されて最初の大会となるこの機会に、JASPOとして、また会員や大会参加者一人一人の活動を通じて、どのように現在や未来のがん患者の方々や社会に貢献するか、改めて考え、議論を深め、将来を見通す手がかりとなることを目指します。参加者の皆様には、これまでの学術大会にも増して活発に、日頃のがん医療に関する研究成果や取り組みを幅広い視点から発表していただき、より良い医療を実現するきっかけとなることを願っています。私どもでは、大会実行委員会を中心に、参加者の皆様により良い発表や討論の環境を整えられるように努力していく所存です。

学術大会が行われる福岡市は国内外の航空路線網も、新幹線をはじめとする鉄道網も整った条件を備えており、西日本の中心的な都市として全国からも参加しやすい立地となっています。多くの皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げております。